今日はなんだか出かけたい一日だった。
でもほしいものもなく、おなかもすいておらず、とりあえず車に乗ってうろうろしていた。
ヒグチアイさんの「縁」という曲が好きでよく聴いているのだけど今日も聴いていた。
この曲は、自分の親子関係の曲だなあと思って聴いている。
親にされてきたことで許せないことはたくさんあって、憎みに憎んで縁を完全に切れるならきっとそれが一番楽なのだろうけど、そうじゃないから苦しい。
自分が仕事で愛着障害の子どもさんと関わる中で気づいたのは、自分もおそらくそうだということ。そんな中、いつか受けた研修で聴いた「愛着障害は親と子の相性」（一人の先生がおっしゃられていたことで他にも説はあるんだと思いますが）という言葉に救われた。私と母親も、どっちが悪いというわけではなく相性が悪かったんだって思うと気が楽になった。子どもの頃の、こんなことを言われたりされたりするのは自分が悪いのだ、と思い込むことのつらさも、母のことを憎く思う気持ちの反面、大切にしたい気持ちとで心が引き裂かれそうになる苦しさも、相性が悪かったんだなって思うことで少し癒やされる気がしている。最近は、母のことが憎い気持ちも、大切にしたい気持ちも、どっちもあって良いと思えるようになった。そのときの自分に任せれば良い。
もういい加減付き合い方もわかってきたし、今の距離感でやっていけたら良いと思っている。
私が思ってきた、そういうことに付随する気持ちを軽やかに歌にしてくれたのがヒグチアイさんの「縁」という曲な気がしている。聴いていると泣きそうにもなるし、励まされもする。音楽でそうやって心を揺らす自分のことを好きだと思う。
何がしたかったかよくわからないけど近所のスーパーで明日の朝用のクリームパンと明日作る予定のおこわのための焼き豚を買って帰宅した。
